予防という“あかり”で
全ての方の輝く未来を
照らしたい
0歳からのあかり歯科は、生まれてくる赤ちゃんから大人の方まで全ての方に予防医療を行う歯科医院です。
始まりは予防歯科という小さなあかりですが、そのともしびが集まることで健康な未来という大きな光をかたどっていけたらと願っています。
0歳からのあかり歯科は、生まれてくる赤ちゃんから大人の方まで全ての方に予防医療を行う歯科医院です。
始まりは予防歯科という小さなあかりですが、そのともしびが集まることで健康な未来という大きな光をかたどっていけたらと願っています。
むし歯を見つけて治療するだけでは
なく潜在的なリスクの発見を
一番に考えます
一度むし歯になって治療を受けた歯は、健康な歯に比べて寿命が短くなってしまいます。私たちはむし歯を取り除くだけでなく「なぜむし歯ができたのか?」を重要視し、MTMを取り入れてむし歯の再発や、むし歯に至る歯をできるだけ少なくする取り組みをしています。
MTMってなんだろう?
(メディカルトリートメントモデル)
MTMとは、予防先進国スウェーデンのDr. Krasseによって提唱された歯科臨床の考え方で、患者さまの潜在的なリスクを早期に特定し、歯の欠損を抑えるためにコントロールをしていきます。まずは患者さまご本人のお話をお伺いし、必要な検査を行った上でリスク要因を特定し、経過を追いかけます。
Cure(治療)から
Care(予防)へ
当院は歯の治療だけでなく、むし歯の仕組みやお口の役割について家族みんなで学ぶ場所として通っていただければと思っています。お口の健康を維持するためには、お口の役割や噛むこと、食べることについて知っていただくことが必要です。ご家族やご両親だけでなく、お子さまご自身にも歯の大切さをお伝えしていけたらと思っています。
生まれた時から予防をはじめよう
小児の口腔機能の低下は年々増加の一途をたどり、歯並びや咬み合わせの乱れや、口呼吸の原因になっています。お口の機能は6歳頃までにほとんどが完成してしまうため、授乳期・離乳期の予防はとても大切です。むし歯リスクが高まる1歳半前後からスタートする効果的なむし歯予防についてもアドバイスいたします。
乳幼児の保健指導は
保育士も一緒に行います
赤ちゃんや小さいお子さまのぐずり泣きが心配な方もご安心ください!
妊娠中の方向けのマタニティ歯科
パパ・ママのお口の状態は、妊娠中や生まれてくる赤ちゃんの健康を大きく左右するといっても過言ではありません。妊娠中、ママが歯周病にかかっていると早産・低体重児出生のリスクが高くなったり、身近な大人がむし歯だと赤ちゃんもむし歯になりやすくなると考えられています。妊娠中の方は主に安定期の期間中に無理のない範囲で治療を開始しましょう。
残念ながら
一度削った歯は元通りに
なりません
再生医療の世界は飛躍的に進歩していますが、残念ながら歯の再生までには至っていません。一度削ってしまった歯は元に戻らない上に、健康な歯と比べて歯そのものの寿命が短くなってしまいます。
私たちは歯の大切さを知っているからこそ、より多くの人に予防医療を受けていただきたいと考えています。
むし歯になる理由は
1つではありません
01. むし歯菌への感染
むし歯はミュータンスレンサ球菌やラクトバチルス菌などの口腔内細菌に感染することによって作られます。硬質な歯に取りついて、歯垢や歯のすき間に潜り込み仲間を増やしていきます。
02. 糖分の摂取
むし歯菌は糖分が大好物。摂取した糖を元に菌が酸を生産し、お口の中が中性から酸性に傾いていきます。間食の時間を決める、食べたら磨く、再石灰化を促すなどのケアが効果的です。
03. お口の汚れを
放置している時間
食事や間食でお口の中が汚れ、酸性に傾いている時間が長ければ長いほど、歯のミネラル分がだ液中に溶けだし、歯の脱灰が進行していきます。
04. 歯の強さ
お口の環境や歯の質や、むし歯に対するリスクはお一人おひとり異なります。だ液が作られる量や、だ液の中和力、むし歯菌の総数などで左右されることが分かっています。
だ液検査(サリバテスト)
の重要性
だ液検査はむし歯のリスクを知るためにとても重要な検査なんだ。だから通院していただくための必須検査としているんだよ。だ液検査ではこんなことを調べるよ。
だ液検査(サリバテスト)の主な検査項目
だ液検査費用
自費3,300円(税込)
だ液のはたらき
お口の中を中和化
だ液の緩衝能によって口腔内のpHバランスを整えてくれます。
殺菌作用や抗菌化作用
口腔内細菌を洗い流して細菌の数や活動を抑制してくれます。
歯の再石灰化
だ液中に溶けだしたイオンを吸収して歯の再石灰化を促します。
生えたての歯や粘膜の保護
むし歯に狙われやすい新しい歯や、口腔内の粘膜を保護してくれます。
だ液の量は寝ている時に少なくなるから、寝る前の歯みがきはとっても大切なんだ。汚れをしっかり落として酸性に傾く時間を減らしていこう。
きちんと歯みがきしても
むし歯ができてしまう方へ
毎日歯みがきしていてもむし歯に
なってしまうことがあります。
これはなぜでしょうか?
大切なのは脱灰と防御因子の
再石灰化のバランスです。
食事を摂ることでお口の中は一時的に酸性に傾くけど、だ液の質や量、フッ素塗布などの防御因子の力でお口の中を中和することができるんだよ!
むし歯になってしまった時は?
こんな症状
ありませんか?
痛みがあっても、痛みがなくても、怖がらずに受診してね!
歯科医院で予防ケアを受けていてもむし歯ができてしまうことはもちろんあります。大切なことは気づいた時にすぐに治療を開始することです。
むし歯を小さい段階で治療することができれば、削らずに治せることがあったり、健康な部分を多く残すことができます。また、治療が短期間で終わることで経済的負担も少なくて済みます。
むし歯の再発にご用心
むし歯は治療すれば元通りという訳にはいきません。治療をした歯はつめ物やかぶせ物のすき間に汚れがたまり、補綴物の下でむし歯が広がってしまうことがあります。再発を予防するためには毎日のセルフケアと定期的な歯科医院でのケアを両立させて、再発防止に取り組んでいきましょう。
歯周病ってどんな病気?
スクロール
左側が健康な歯、右側が歯周病だよ。歯周病は、歯と歯ぐきのすき間から口腔内細菌が組織に入り込み、最終的に歯の骨が溶けて歯が抜けてしまう病気なんだ。
歯周病は重症度が高まると歯槽骨が溶けて歯を支えられなくなり、最終的にはポロっと歯が脱落してしまいます。歯槽骨は再生療法で修復する可能性がありますが、万能という訳ではありません。早期に発見して治療を行うことが最善の方法です。
歯周病をとりまく4つの「S」
01. Silent
歯周病は静かに進行する
病気です
歯周病は永久歯を失う理由第1位
歯周病は痛みなく静かに進行していくことから、重度になっても自覚症状があまり出ません。そのため、気づいた時には治療が間に合わなくなっていて、歯を失ってしまう人が多くなります。
02. Social
歯周病は社会的な病気です
成人の約8割が歯周病
厚生労働省が行った平成23年の歯科疾患実態調査では、歯周病にまつわる所見が見つかった20歳以上の成人は全体の約8割に及びました。この数字から歯周病はもはや国民病といっても過言ではない現状が明るみになっています。
国民皆歯科検診の導入で
目指すものとは
歯周病が全身疾患のリスク因子になることが判明し、お口の健康を管理することで国民の健康寿命を延ばそうという社会的な取り組みが始まっています。個人の医療費を減らし、国全体の医療費予算を削減することで、きたる高齢化社会へ備えようという狙いがあります。健康な高齢者が増えることで介護の人材不足問題も良い方向へ向かうのではと期待されています。
03. Slowly
歯周病はゆっくりと進む
病気です
歯周病は歯肉炎から歯周病へと時間をかけてゆっくりと組織を蝕んでいく病気です。
歯周病の進行
スクロール
04. Self
歯周病は自分で予防できる
病気です
自宅でしっかりプラークコントロール
歯周病の一番効果的な予防方法は、ご自身でのセルフケアです。まずは汚れがたまらないように、しっかりと食べカスを除去し、歯垢を落としましょう。
歯周病を招く主な生活習慣
喫煙
タバコの煙やニコチンに含まれる化学物質や毒素が、血流を悪くしたり免疫力を低下させ、歯周病のリスクを高めます。喫煙者は歯周病の罹患率が高いというデータもあります。
ストレス
ストレスを発散するための間食が増えたり、歯を磨く余裕や気力が減退します。お口のケアまで手が回らなくなり、不衛生になりやすくなります。
不規則な生活
食事の時間がバラバラだったり、間食が増えることで口腔内のバランスが不安定になります。睡眠時間が少ないと免疫力が低下して抵抗力が低くなります。
歯周病は全身疾患の発症リスクを大きく高めます
直近の疫学調査で、大腸がんや肺炎を発症した患者さまの病床から歯周病菌が発見されました。歯周細菌が口腔内から血管に入りこみ、全身に運ばれ炎症を引き起こすと考えられています。その影響は生活習慣病から感染症まで様々で、歯周病の有無が健康寿命に大きく関わっていることが分かっています。
①脳卒中
歯周病菌が動脈壁にとりついて動脈硬化を引き起こします。動脈硬化によって血栓がつくられ、脳の血管が詰まって脳卒中につながっていきます
②肺炎・肺がん
歯周細菌を飲み込むことで体内に細菌が入り込み、気管や肺に悪影響を与え、肺炎や肺がんを引き起こします
③心臓病
歯周病菌が心臓弁に到達すると、細菌性心内膜症が引き起こされ、心臓発作のリスクが通常の2.8倍になるといわれています
④糖尿病
歯周細菌がインスリンの正常な働きを防げ、糖尿病にかかるリスクが通常の約2倍に上昇するといわれています
⑤低体重児出産・早産
菌が炎症を引き起こし、低体重児出産や早産のリスクが通常の約7倍になるといわれています
ここにあげた病気の他にもアルツハイマーやインフルエンザなど色々な病気のリスク因子になっているんだ。
歯肉の回復には歯科医院でのケアが効果的です
予防に欠かせない2つのケア
歯科医院で行う
プロケア
自分で行う
ホームケア
予防には2種類のケアがあってこの2つを両立させることがとても重要なんだ
プロケア
歯科医院で行う2つの
予防メニュー
お口の検査
クリーニング
(PMTC)
検査の内容
むし歯や歯周病のチェックはもちろん、咬み合わせや顎関節の動きなど、お口にまつわることを総合的に調べていくんだ。
歯周ポケットの検査
歯周ポケットの深さを測定する目盛りがついたプローブという器具で歯肉の状態を調べていくよ。
プローブを用いた検査
歯周ポケットの入口から底までの深さを測ります。深さ3mm以上から歯周病と診断します
歯肉をプローブで触診し、見えない歯根の形状や歯石の有無を診査します
出血の有無と、炎症の度合いをチェックします
専用器具を使ったプロによるクリーニング「PMTC」
プロによるクリーニングは「バイオフィルム」まで除去できます
歯垢や汚れによって形成されるヌルヌルとした汚れ、バイオフィルムをご存知ですか?
排水溝のぬめりに例えられるバイオフィルムはむし歯や歯周病の発症に大きく関わっていることが分かっています。セルフケアで落とすことが難しく専用の器材を使っても完全除去までは至りませんが、定期的にケアすることでむし歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
PMTCの効果
PMTCとは、歯科衛生士や歯科医師など専門知識をもったスタッフが、専用の器具や薬剤を使用してお口の中にきれいにするクリーニングシステムのことだよ。
PMTCの流れ
Step.01
汚れの除去
食べかすや磨き残しなどを取り除き、歯石を除去します
Step.02
研磨
専用ペーストを塗布し、ブラシやラバーチップなどで歯を1本1本磨きあげます
Step.03
フッ素塗布
最後にフッ素を塗布し、再石灰化の促進、歯質の強化を促します
ホームケア
ホームケア指導では主に
こんなことをご指導します
歯磨き指導
生活習慣指導
仕上げみがき指導
ブラッシング指導
毎日のセルフケアでお口の中を清潔に保ち、汚れを定着させないことが大切です。しっかり歯みがきすることで、むし歯や歯周病を効果的に予防することができます。
効果的な歯ブラシの使い方
磨く場所に合わせて歯ブラシの使い方を工夫すると、効果的に汚れを落とすことができます。歯ブラシを上手に使いこなすコツを実践しながら覚えましょう。
歯ブラシ1本でこんな色々なみがき方ができるんだね!
お子さまのむし歯予防
お子さま向けの予防は
フッ素塗布と
シーラント処置
の2種類があります。
フッ素塗布
シーラント
歯を強くしてむし歯を予防する「フッ素塗布」
フッ素塗布とは、乳歯の柔らかい歯にフッ化物を塗ってむし歯を予防する方法です。上と下の前歯、計4本が生えそろった頃からスタートできます。
歯科医院でのフッ素塗布は1歳くらいから始められるよ。ホームケアでは歯が生えた頃からスタートできるよ。
フッ素塗布のメリット
01. 酸に強い歯質をつくりだす
エナメル質を形成する「ハイドロキシアパタイト」を、酸に強い「フルオロアパタイト」に変化させます。
02. 再石灰化を促進する
だ液中に溶けだしたイオンを取り込む働きを助け、再石灰化を促します。
03. お口の中を抗菌化
フッ素の抗菌作用で、お口の中の菌の働きを抑制し、酸の生産を阻害します。
奥歯の予防「シーラント」
生えたての歯の特徴
シーラント処置は、一人で座れてクリーニングや簡単な治療ができるようになった頃から開始するよ。
シーラント処置
シーラントという歯科用プラスチック素材でむし歯になりやすい奥歯の溝をあらじめ埋めて汚れの侵入をブロックします。
シーラントは少しずつ剥がれてくるから定期的に歯医者さんでチェックをうけてね。処置をした後もしっかり歯みがきしてね!
お子さまの歯ならび予防
現代の子どもたちのお口の問題はむし歯だけではなく、お口の発達や機能にもあります。私たちはお口の正しい成長発達を見守るため、小さい頃から親御さんと一緒に子どもたちのお口を守っていきます。
お子さまにこんなクセは
ありませんか?
など...
お子さまの何気ないクセが、将来のお口の歯並びなどに大きく関わってきます。小さいうちから少しずつ直していくことが、お子さまの未来の笑顔に繋がります。
お子さまのお口の中は成長段階に合わせて次々変化していきます。特に3歳~6歳頃の幼児期はお口の機能がほぼ完成するとても大切な時期と捉えています。短いスパンでお口をチェックして、正しい口腔機能の発達を促してあげましょう。
お忙しいなかの通院は大変だと思いますが、ご家族で楽しく通える環境づくりを整えてお待ちしています。